会話が苦手になるタイプ

気が小さいと自覚している場合もあります。自分は気が小さいから、人の言っていたことが過剰に気になり、態度や振る舞いもオドオドしてしまう傾向が見られます。その感覚がエスカレートしてしまうと、被害妄想に陥って精神疾患にもなりかねません。こ
うした状態でまともな会話をすることはもちろん困難ですから、会話もますます苦手になっていきます。仕事上で相手の態度を気にし過ぎて会話ができないパターンがこれに当てはまるでしょう。
人見知りの性格も気が小さいのと似たようなところがあります。会話をする時に目をあわせない、無表情で話を聞くようなタイプです。
そもそも「会話」は、言葉のやりとりだけではなく、話し手と聞き手の表情によるコミュニケーションも重要な要素となっています。面白い話でも深刻な話でも、全部無表情で聞いているのでは、話し手も不安で嫌な気分になるでしょう。おそらくあなたとは話さなくなってしまいます。相手の目を見ながら話を聞く、場面に応じて相槌を打ち、表情で感情を示すことが大切なコミュニケーションとなります。会話が下手なのではなく、表情のコミュニケーションの問題であることは結構多いのです。
話題が少ないというような人もいます。つまり、会話が苦手なのではなく、話題が少ないということです。視野や見聞が狭く、豊富な話題がないから、会話の内容がいつも偏ってしまい、同じような内容のことを繰り返し話している感じです。
せっかくの休日を家の中でゴロゴロしてばかりいるようになると、インドア寄りになってしまいます。家の中でも情報を集められますが、実際にそれを体験する機会は非常に少ないので、得た情報も「自分のこと」として話材にすることはできません。考え方は画一的になって、偏り始めます。こうした人との会話はやはり楽しくありません。それで会話が苦手になっていきます。